3月の誕生石「アクアマリン」「コーラル」「ブラッドストーン」 「アイオライト」

「アクアマリン」 緑柱石(りょくちゅうせき)、藍柱石(らんちゅうせき)、藍玉(らんぎょく)



石のちから
結婚の際に夫婦で取り交わすと末永く幸せでいられる/永遠の若さ/富、喜び、勇気を象徴する石/柔軟な心で自分自身や他人を愛せる/コミュニケーション能力を高める/情緒性や芸術性を高める/人生の航海に希望の光で持ち主を守る/不慮の事故や災難から身を守る

石の由来と特徴
ラテン語の「aqua(水)」と「marine(海)」が語源で海の青を示します。ギリシャ神話では「海が荒れた時、海の精の宝物が浜辺に打ち上げられた」宝石だと伝えられており、「海の宝物」や「人魚石」とも言われ、その穏やかな海の色のイメージから船乗りたちに航海上の安全を守る守護石として用いられてきました。中世ヨーロッパでは夜会用の宝飾品として大変な人気があり「夜の宝石の女王」などの美称をもつ石です。また、マリー・アントワネットにダイヤモンドと共に愛された石としても有名です。鉱物学上ではベリル(緑柱石)という鉱物に分類され、エメラルドと同じ種類。原石の多くは緑がかっており、ほとんどは加熱処理をされ緑色が取り除かれています。


「コーラル」珊瑚(さんご)



石のちから
子宝/子供の成長のお守り/長寿のお守り/生命力アップ/家庭円満
/厄除け
色別のパワー:[赤珊瑚]生命力アップ/[ピンク珊瑚]子育てのお守り/[青珊瑚]誠実に向き合う/[白珊瑚]奉仕の精神

石の由来と特徴
コーラル(珊瑚)は鉱物ではなくクラゲやイソギンチャクの仲間である
「サンゴ虫」と呼ばれる動物の骨格部分。光合成する「褐虫藻」と共生しています。最高級品とされるものは「血赤珊瑚」と呼ばれる宝石珊瑚。ほかに宝石珊瑚として扱われる貴重なピンクの珊瑚は「桃色珊瑚」とも呼ばれ、日本近海で採取されます。パワーストーンとして用いられるものは比較的浅瀬で採れる白や淡い色の珊瑚を赤やピンクに染色したものが大半です。


「ブラッドストーン」血石(けっせき)



石のちから
生きることへの欲求を高める/子宝を授かりたい時に/安産のお守り
/血液関連の病気で悩む方に/困難を乗り越える力、勇気や生命力を _与えてくれる/一族の繁栄

石の由来と特徴
ジャスパー(碧玉)の一種で濃緑色の地に、鉄に起因する赤い斑点が見 _られる石で、この斑点が血のように見えるのが特徴です。古代エジプト、 _バビロニアの時代から護符や印章として利用されており、エジプトの _ヘリオポリスで多く産出されることから、ギリシャ語で太陽を表す「ヘ _リオス」に由来した「ヘリオトロープ」とも呼ばれていました。この赤い _斑点は、十字架に磔にされたキリストの血が落ちてできたという伝説 _があります。一般的に血液と非常に深い関係がある石で、血液関係の _病気全般に対してよい影響をもつとされています。

「アイオライト」菫青石(きんせいせき)



石のちから
物事の二面性に気付かせる/真実を見定める力をもたらす/目標に向けて正しい方向に導く/あらゆる角度から物事を冷静に捉え、柔軟な方向転換を促す/感情の激昂を鎮める/プレッシャーを和らげる/思考を安定させ平常心を保つ/物事をシンプルに捉えられるように導く

石の由来と特徴
アイオライトの最も特徴的な点は、肉眼でもはっきりとわかる「多色性」にあります。見る角度により色が群青色から淡い枯草色に変わります。このことから「ダイクロアイト(2つの色をもつ石)」という別名もあります。アイオライトという名前は、流通名のようなもので、「ion(スミレ色)」と「litho(s石)」から来ており、サファイアに似ていることから
「ウォーターサファイア」とも呼ばれます。鉱物(原石)での正式な名前 _は「コーディエライト」。鉱物の研究者であるフランスの地質学者コルディエ(P.L.A.Coldier)の名前に因んで名付けられました。スター効果やキャッツアイ効果が見られるものもあります。