9月の誕生石「サファイア」「ラピスラズリ」「クンツァイト」

「サファイア」青玉(せいぎょく)、鋼玉(こうぎょく)



石のちから
仕事運/カリスマ性/勝利運/金運/経営の安定と組織の基盤をつくる/理性を保ち、誘惑に惑わされない/冷静な判断ができる/浮気防止/色欲や不純な気持ちを遠ざける
揺るぎない心の象徴と言われ、ヨーロッパを中心に永遠の愛を誓う結婚指輪として好まれています。

石の由来と特徴
名前の由来は「青い色」という意味のラテン語の「sapphirus」とギリシャ語の「sappheiros」から来ています。ルビーと同様、鉱物名は「コランダム」といい、ダイアモンドに次ぐ硬度があります。赤いルビー以外の緑、黄、紫、橙、ピンクなどの石は基本的にはサファイアと呼ばれています。サファイアとは昔、特定の石の名前ではなく「青い石」のことを指す言葉で、旧約聖書の時代にはラピスラズリのことをサファイアと呼んでいました。古代から空を象徴する石だと言われ『天空は、地球を含んだ巨大なサファイアである』という言葉も残されています。


「ラピスラズリ」青金石(せいきんせき)・瑠璃(るり)



石のちから
強運を呼び込む/幸運の象徴/危険を回避/人間的成長を促す/環境を整え人生を正しいほうへと導いてくれる/魔除け/健康運/沈んだ気持ちを晴れやかにし、うつを追い払う

石の由来と特徴
ラピスラズリは「幸運を招く石」と呼ばれ、世界で最初にパワーストーンとして認定された石。紀元前数千年という時代から古代エジプトやバビロニアで装飾品、護符などに使われてきました。ツタンカーメン王の棺からもたくさんのラピスラズリが発見されています。この神秘的な群青色は、「ラズライト」「アウィン」「ソーダライト」「ノーゼライト」の4種類の鉱物が交じり合うことで作り出されます。さらに黄金色の「パイライト」、白色の「カルサイト」が斑点状に入ったものもあります。石名はラテン語の「lapis(石)」とペルシャ語の「lazward(空のような青)」に由来しています。日本では「瑠璃」と呼ばれ、岩絵の具の顔料としても使われています。


「クンツァイト」リチア輝石(りちあきせき)、黝輝石( ゆうきせき)



石のちから
見返りを求めない無償の愛/純粋な気持ちを呼び起こす/過去の恋愛でのトラウマを克服し、新しい恋愛に導く/成熟した大人の女性らしさを引き出してくれる/他人への批判的な気持ちを抑制する/コミュニケーションを豊かにしてくれる/等身大の自分を好きになれる

石の由来と特徴
スポジュミンという鉱物の一種で透明な宝石質をもち、紫からピンクの色合いのものをクンツァイトと呼びます。スポジュミンの語源は、加熱すると灰色の塊に変わってしまう性質をもつことから、ギリシャ語で「燃えて灰になる」という意味に由来します。クンツァイトは、1902年にカリフォルニアで発見された比較的新しい石で、地名に因んで「カリフォルニア・アイリス」という愛称がありますが、後に発見者である宝石学者のクンツ博士の名前に因んで、クンツァイトになりました。また、薄い緑色のものを「ヒデナイト」、黄色のものは「トリフェーン」と呼びます。